2011年04月13日
コーチの死から1ヶ月
しばらく日記もメモも書く気になれませんでした。
いろいろありました。
病気が分かってから1年半、3月3日にHコーチはついに力尽きました。
Hコーチがレッスンを抜けた後からずっと、Kコーチの新しいクラスでレッスンを続けています。
Kコーチのレッスンはとてもわかりやすくて、それを私が出来ているかどうかは別として・・・私にとってメチャメチャ有意義で楽しいレッスンで本当に感謝しています。
それに比べて思い起こせば・・・・Hコーチのレッスンはいつもとても重たいものでした。
理解しようとすればするほどコーチは私を突き放しました。
コーチの言うとおりとにかくやってみようと思うのですが、何も出来ないままでした。
コーチの熱意を感じないわけではありませんでしたが、やる気がないオーラ全開で、私をやめさせようとしているように感じる事さえありました。(今考えるときっと体が辛かったのだと思います)
自分が何をしているのか分からなくなり、前に進んでいるとはとても思えなくなっていましたが、ここを乗り越えなくてはレッスンが無駄になると一生懸命踏ん張ってました。
そんな最中に私は腕を痛めてテニスが出来なくなり、コーチが病気療養するという事態になりました。
コーチの病気が末期癌だと知っても、コーチを知る誰もが「あのHコーチが絶対死ぬわけない!」と信じていました。
でも先月・・・・Hコーチは本当にこの世からいなくなってしまいました。
そして昨日勉強の為に挑戦した上級クラスの月例会で、Hコーチの教え子だったIさんとペアで運良く1位リーグで3位入賞を果たしました。
これは私たちにとっては快挙です!
試合終了後浮かれる私たちに、Hコーチの昔からの教え子だった方から練習試合をしないかと言われて喜び勇んでお受けしました。
本戦では運良く対戦してないけど、普段だったら私たちなど相手にされないと思われるレベルです。
予想通りあっという間に0-6で撃沈。。。。
Hコーチ直伝のシンプルで合理的なテニスでした。
私が今のレベルでやろうとしていることをすべてお見通しで、片っ端から予想して潰してきた感じです。
しかも私があせってコントロール不能になるもんだから、もう思う壺。
それでもIさんは「もう一度お願いします!」とくらいついいているから凄い・・・・(次、6試合目だし・・・汗)
私が「Hコーチのテニスですね。コーチを思い出します。」と言うと「何で死んじゃったのかなぁ~」と懐かしそうな残念そうな顔をしてました。
そして2セット目はポイントごとにいろいろ助言をしていただいたりして、3ゲームとることが出来ました。
「Hコーチの時からずっと練習してきた基本は5コース。その組み合わせだよね!」
彼女が最後に言いました。
そうでした。思い出しました。
そして・・・次々とコーチと練習したことを思い出したのです。
私はコーチに出会ってからレッスンの期間が短かったので、まだ何も教えてもらってないと思っていました。
でもそれは身につける時間がなかっただけで、コーチは教えてくれていたんですよね。
教えてくれても気づかなければそれまでということなのです。
亡くなる前、まだ元気な頃に「コーチ、まだ私はコーチのテニスを教えてもらってる途中です!」と言ったら、コーチは「案外もう分かってるんじゃないの~?」といつものように意味深に笑った事を思い出しました。
あの時はめんどくさいから適当に交わされたんだと思ってましたが、もしかしたら短いレッスンの時間にコーチなりのメッセージをたくさん伝えてくれていたのかも知れないということに気づきました。(日記を読み返してみて、教わったことの多さにあらためて涙が出ました)
ペアのIさんは、「私はコーチに5年間教えてもらってたけど試合には出られなかった。puruminさんのおかげで今試合に出て思いっきり打てて嬉しい!!!1位リーグで試合が出来るって気持ちがいいね♪Hコーチに報告したかったな。」と言いました。
でも私もIさんも心のどこかで、この日の事はきっとHコーチも見ててくれていると確信しているのでした。
コーチがあんなに見たがっていた桜が満開でしたしね~^^
「大事なのはどうやってポイントを失って、どうやってポイントをとったのかってこと」「落ち着いてやればなんとかなるもんだよ」
コーチの声が聞こえてくるようです。
ミスもいっぱいして残念なところも多々ありましたが、とても大きな事を思い出させてくれた日でした。
ありがとう、コーチ!
少し前に進めた気がします。
いろいろありました。
病気が分かってから1年半、3月3日にHコーチはついに力尽きました。
Hコーチがレッスンを抜けた後からずっと、Kコーチの新しいクラスでレッスンを続けています。
Kコーチのレッスンはとてもわかりやすくて、それを私が出来ているかどうかは別として・・・私にとってメチャメチャ有意義で楽しいレッスンで本当に感謝しています。
それに比べて思い起こせば・・・・Hコーチのレッスンはいつもとても重たいものでした。
理解しようとすればするほどコーチは私を突き放しました。
コーチの言うとおりとにかくやってみようと思うのですが、何も出来ないままでした。
コーチの熱意を感じないわけではありませんでしたが、やる気がないオーラ全開で、私をやめさせようとしているように感じる事さえありました。(今考えるときっと体が辛かったのだと思います)
自分が何をしているのか分からなくなり、前に進んでいるとはとても思えなくなっていましたが、ここを乗り越えなくてはレッスンが無駄になると一生懸命踏ん張ってました。
そんな最中に私は腕を痛めてテニスが出来なくなり、コーチが病気療養するという事態になりました。
コーチの病気が末期癌だと知っても、コーチを知る誰もが「あのHコーチが絶対死ぬわけない!」と信じていました。
でも先月・・・・Hコーチは本当にこの世からいなくなってしまいました。
そして昨日勉強の為に挑戦した上級クラスの月例会で、Hコーチの教え子だったIさんとペアで運良く1位リーグで3位入賞を果たしました。
これは私たちにとっては快挙です!
試合終了後浮かれる私たちに、Hコーチの昔からの教え子だった方から練習試合をしないかと言われて喜び勇んでお受けしました。
本戦では運良く対戦してないけど、普段だったら私たちなど相手にされないと思われるレベルです。
予想通りあっという間に0-6で撃沈。。。。
Hコーチ直伝のシンプルで合理的なテニスでした。
私が今のレベルでやろうとしていることをすべてお見通しで、片っ端から予想して潰してきた感じです。
しかも私があせってコントロール不能になるもんだから、もう思う壺。
それでもIさんは「もう一度お願いします!」とくらいついいているから凄い・・・・(次、6試合目だし・・・汗)
私が「Hコーチのテニスですね。コーチを思い出します。」と言うと「何で死んじゃったのかなぁ~」と懐かしそうな残念そうな顔をしてました。
そして2セット目はポイントごとにいろいろ助言をしていただいたりして、3ゲームとることが出来ました。
「Hコーチの時からずっと練習してきた基本は5コース。その組み合わせだよね!」
彼女が最後に言いました。
そうでした。思い出しました。
そして・・・次々とコーチと練習したことを思い出したのです。
私はコーチに出会ってからレッスンの期間が短かったので、まだ何も教えてもらってないと思っていました。
でもそれは身につける時間がなかっただけで、コーチは教えてくれていたんですよね。
教えてくれても気づかなければそれまでということなのです。
亡くなる前、まだ元気な頃に「コーチ、まだ私はコーチのテニスを教えてもらってる途中です!」と言ったら、コーチは「案外もう分かってるんじゃないの~?」といつものように意味深に笑った事を思い出しました。
あの時はめんどくさいから適当に交わされたんだと思ってましたが、もしかしたら短いレッスンの時間にコーチなりのメッセージをたくさん伝えてくれていたのかも知れないということに気づきました。(日記を読み返してみて、教わったことの多さにあらためて涙が出ました)
ペアのIさんは、「私はコーチに5年間教えてもらってたけど試合には出られなかった。puruminさんのおかげで今試合に出て思いっきり打てて嬉しい!!!1位リーグで試合が出来るって気持ちがいいね♪Hコーチに報告したかったな。」と言いました。
でも私もIさんも心のどこかで、この日の事はきっとHコーチも見ててくれていると確信しているのでした。
コーチがあんなに見たがっていた桜が満開でしたしね~^^
「大事なのはどうやってポイントを失って、どうやってポイントをとったのかってこと」「落ち着いてやればなんとかなるもんだよ」
コーチの声が聞こえてくるようです。
ミスもいっぱいして残念なところも多々ありましたが、とても大きな事を思い出させてくれた日でした。
ありがとう、コーチ!
少し前に進めた気がします。